EGO-LOG

40代2児の父。主にプログラム学習と開発、仮想通貨、メタバース、たまに関係ないことを綴る。

【メタバース進化論】第1章の感想

■前置き

以前から読みたいなーと思ってた「メタバース進化論」が届いたので読み始めた。

読書は平日に15分程度でかなりスローペースなのだが、1章ぐらいずつ読んで思ったことを書いてみたい。

普段メタバースに触れているわけでもないし、誰に書けと言われたわけでもないけども、

何かメタバースというものが気になる、考えたことを出力したい、という欲求のみでお送りしております。

 

第一章では大きくわけて以下の3点について書かれている。

 

メタバースの定義

この中でも気になったのはやはりメタバースの定義。

個人的には3Dの仮想空間でコミュニケーションが成り立てばメタバースと名乗っていいのでは?との認識だったが、いかに浅はかかということを思い知らされる。

 

本が手元に無く全部思い出せないのだが、

著者が定義するメタバースを構成する7つの要素があって、

これまでのメタバースの認識に影響しそうな要素に「創造性」と「経済性」があった。

 

■創造性と経済性

まず創造性。

その空間でユーザが独自のオブジェクトなどを自由に生成できること。

 

次に経済性。

その空間での活動や、アバターやアイテムの購入などでお金の動きがある場合に成り立つ。

 

メタバースでないもの

メタバースの定義に加えて「メタバースでないもの」も定義されていた。

その中にネトゲも含まれていて。

もちろんゲーム内での通貨はあるが、実際の経済とはつながっていない。

UltimaOnlineなどではゲーム内の通貨と現実のお金のやり取りをすることで、

間接的に経済性を持つこともできたが、法に触れるとまではいかないまでも非公認な方法で、これで経済性があるというのは無理があるかもしれない。

 

「創造性」の面で考えてみれば、大概のネトゲは自由にアイテムを生成したりはできない。マイクラは創造性だけでいえば成り立ってるのかな・・

 

2要素だけで考えても、ほとんどのネトゲぶつ森やマイクラメタバースではないことになる。APEXやFortniteも同様。

 

ある1点だけ成り立つからあれもこれもメタバースと言い張るより、

条件を絞っていった方が何だかスッキリしますね。

 

メタバースの種類

メタバースは大きく3つに分類できるとのこと。

クローズドメタバースが既存のメタバースが該当して、1社か1つの団体が運営するサービス上のみのメタバース

オープンメタバースメタバースそれぞれが分離しておらず相互にやり取りできるメタバース

リアルワールドメタバースはARが該当する。

 

メタバースが乱立する状況を見ているとオープンメタバースなんてものが実現する日は来るんだろうか。

 

■向かうところ

メタバースの要素として没入性のようなものがあり、

最終的にはメタバース内で仕事、コミュニケーション、遊びなど全てが完結するような環境がMetaなども目指しているところのように見える。

でも巨大企業が全力で取り組んでも、例えばVRゴーグルがサングラスほどの大きさになるには5年から10年はかかりそう。

ヘビーユーザにはゴーグルは必須だろうけど、ライトユーザや新規ユーザとしては気軽に試してみたいぐらいのテンションなのでは。

完全にバーチャルなメタバースに突き進む勢だけでなく、スマホ+ARなど現実にバーチャルをちょい足しみたいにして段階的にVRに親しんでいくのもいいんじゃないかなと。

そういう意味ではAR、リアルワールドメタバースはアリなのではと思う。

 

 

■2章チラ見

チラ見したところ、VR全開なので気持ちを切り替えて読んでいきたいと思います。

 

 

以上